前回、父子家庭の子どもの大学等進学率のことを書きました。
書いたあと、では自分はどう備えているのかと思って、調べ直しました。
いつも参考にしているリベラルアーツ大学に、はっきり書いてありました。
「年25万円を、18年」
目安として、こう示されています。
| 金額 | |
|---|---|
| 大学進学資金(私立想定) | 450万円 |
| 幼稚園〜大学の総額 | 1,250万円 |
| 18年で準備するなら | 年25万円 |
そして、貯金だけでは足りないと書かれています。理由は、教育費が上がり続けているからです。
1970年〜2015年の45年間で、教育費は約7倍。全体の物価指数は約3倍
物価より、教育費のほうが速く上がっている。だから「貯めるだけ」では追いつかない、という話です。
年25万円のうち13万円を貯金、12万円を投資に回すと519万円になる、というシミュレーションも載っています。
出典:リベラルアーツ大学「【足りなくなった原因は何?】教育資金を準備する方法」
・・・私に、その18年はありません
読んで、手が止まりました。
上の子の高校受験は再来年です。
18年で割る、という前提が、私には最初から成り立ちません。
正直に言えば、間に合いません。
目標額も、決めていません。決めたところで、そこに届かないのが分かっているからです。
・・・こういうことを書いている記事を、私は見つけられませんでした。
教育資金の記事は、たいてい「子どもが0歳の親」に向けて書かれています。
でも離婚は、子どもが大きくなってから起きることもあります。そのとき、18年はもうありません。
学資保険のこと
私は、学資保険に入っていました。
・・・正確に言うと、少し違います。
積み立ての保険を勧められて、「これを学資にすればいい」と言われて、そのままにしていました。
自分で選んだ、というより、そう言われたから続けていた。それだけでした。
リベ大には、こう書かれています。
学資保険の複利は0.33%にすぎず、インフレ率0.5%に対抗できない
学資保険は、貯蓄・投資・保険のどれが目的でもおすすめしません
出典:リベラルアーツ大学「【足りなくなった原因は何?】教育資金を準備する方法」
私は結局、その保険をやめました。月1万4千円が浮きました。
やめたこと自体は、間違っていなかったと思っています。
ただ——やめただけでは、教育資金にはなりません。
いま、やっていること
教育資金そのものは、現金です
投資には回していません。現金で持っています。
リベ大にも、こう書かれています。
全額投資は避けるべき
使う時期も金額もおおよそで決まっているため、安全性・確実性が最重要
出典:リベラルアーツ大学「【足りなくなった原因は何?】教育資金を準備する方法」
使う日が決まっているお金です。そのときに減っていたら、取り返す時間がありません。
・・・18年あるなら、投資に回す判断もあると思います。時間がない私には、その選択肢がありません。
児童手当は、一部だけ投資に
児童手当は、一部を投資に、残りを預金に回しています。
買っているのは、全世界株式のインデックスファンド(いわゆる「オルカン」)です。
これは教育資金とは分けて考えています。 すぐには使わないお金なので。
※投資には元本割れの可能性があります。ここに書いたのは私がやっていることで、おすすめしているわけではありません。ご自身の状況に合わせて判断してください。
子どもには、こう言ってあります
「高校までは用意する」
これは、はっきり伝えました。
・・・裏を返せば、その先は約束していない、ということです。
前回の記事に、こう書きました。
父子世帯の子どもの大学等進学率は57.9%。最も多い進路は「就労」36.1%
私は、あの数字の中にいます。
統計を眺めて書いていたつもりが、自分のことでした。
ただ、前回も書いたとおりです。お金がなくて諦めた「就労」と、自分で選んだ「就労」は、別のものです。
間に合わないなら間に合わないで、それを子どもに先に言っておく。 直前になって「無理だった」と言うより、そのほうがいい。そう思っています。
進学のお金は、決めていません
ここも、正直に書きます。
養育費は、話し合いで決めました。月々いくら、という形で、調停調書にも入っています。
でも——進学のお金については、何も決めていません。
「必要なときは出す」と、口頭で聞いただけです。
書面にはしていません。
・・・これも、私の落ち度です。
調停調書に自宅の所有権を書き漏らしたときと、同じことをしています。
そのときも「話は通じているから大丈夫だろう」と思っていました。
大丈夫ではありませんでした。
入学金がいくらかかるのか、そのとき誰がいくら出すのか。決めていないものは、決めていないままです。
これから離婚する方へ
私が言えるのは、3つです。
- 18年あるなら、18年を使ってください。 あとから取り戻せません
- 学資保険を勧められたら、一度止まってください。 私は勧められるまま、ずっとそのままにしていました
- 離婚のときに、進学のお金まで書面にしておくこと。 養育費とは別に、入学金や授業料をどう分けるか。私は口頭で聞いただけで、決めませんでした
3つ目は、私自身が調停調書に書き漏らして苦労したので、よけいにそう思います。
書いてあるかどうかは、あとになって効いてきます。
まとめ
- リベ大の目安は大学進学資金450万円、18年で準備するなら年25万円
- 教育費は45年で約7倍。物価全体の約3倍より速い
- 私に、その18年はない。 上の子の受験は再来年
- 学資保険は「勧められたからそのまま」だった。リベ大は複利0.33%でインフレに勝てないとしている
- 保険はやめた。ただしやめただけでは教育資金にはならない
- 教育資金そのものは現金。使う日が決まっているお金なので
- 児童手当は一部を投資(全世界株式)、残りを預金。教育資金とは分けている
- 子どもには「高校までは用意する」と伝えてある
- 進学のお金は、書面にしていない。「必要なときは出す」と口頭で聞いただけ。これも私の落ち度
- これから離婚する方へ:18年あるなら使う/学資保険は一度止まる/進学のお金は書面に
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