でも、いちばん重いところを、まだ書いていませんでした。
子どもに、どう伝えたか。
きっかけは、調停でした
伝えたのは、調停の途中です。
調停委員から、「子どもに話をしてください」と言われました。
そして——もうひとつ、はっきり言われたことがあります。
「父か母かを選ばせてはいけない」
これです。
子どもに、父と母のどちらかを選ばせるようなことはしてはいけません。
そんな残酷なことを、させないでください。
調停委員からの言葉でした。
「残酷」と言われて、はっとしました。
正直に言えば、「聞いてみないと分からないのでは」とも思っていたのです。子ども本人の気持ちなのだから、と。
でも、そうではありませんでした。
だから私は、聞きませんでした。
別々に、伝えました
2人の子どもには、別々に伝えました。
年齢が違うので、同じ言い方では通じないと思ったからです。
何と言ったか
これも、正直に書きます。
難しい言い方はしていません。
「お母さんとは、一緒に暮らさないようになる。」
「2月から、出て行きます。」
これだけです。
事実を、そのまま伝えました。
このときは、理由までは言っていません。
ただ、理由そのものは、子どもたちには伝えています。
そして——伝える前から、ある程度は伝わっていたようです。
このブログに書かないと決めているだけで、子どもたちに隠しているわけではありません。
なぜ、伝えたのか
残酷なことかもしれません。
でも、事実を理解してほしかった。
私がどう考えたのかも、分かってほしかった。
・・・いや。
もしかしたら、「悪いのは自分ではない」と、子どもに救いを求めていたのかもしれません。
いまでも、そこは分かりません。
伝えるときに、意識したこと
2つあります。
① 子どもたちには、責任がない
「あなたたちのせいではない」
これは、はっきり伝えました。
親が別れると、子どもは自分に原因があったのではないかと考えることがあるそうです。
そう思わせてはいけない。 それだけは、と思っていました。
② あなたたちには、問題はない
「何も心配することはない」
生活が変わるわけでも、あなたたちがどうかなるわけでもない。
そう伝えました。
・・・とはいえ、このあと私は「生活、大丈夫か?」と青ざめるのですが。それは、子どもに背負わせる話ではありません。
2人とも、あまり驚きませんでした
上の子も、下の子も。
なんとなく、察していたようでした。
とくに下の子には、「まだ理解できないかもしれない」と思いながら伝えました。
でも、あまり驚かれませんでした。
最近になって、分かったこと
先日、なんとなくその話になったときです。
下の子も、やはり気づいていたと分かりました。
私が思っていたよりも、ずっと前から。
・・・子どもは、大人が思っているより分かっています。
隠せているつもりだったのは、こちらだけでした。
いま振り返って
「こうすればよかった」と思うことは、特にありません。
うまくやれた、という意味ではありません。
あのときの自分にできたのは、あれが精一杯だったということです。
ただ、あの2つ——「あなたたちに責任はない」「あなたたちに問題はない」——それだけは伝えられてよかったと思っています。
これから伝える方へ
私が言えるのは、この3つです。
- 子どもに、選ばせないでください。 これは調停委員の言葉です
- 「あなたのせいではない」と、はっきり言ってください
- 理由をどう扱うかは、家庭によると思います。 私は、そのときは言いませんでしたが、子どもたちには伝えています
そして、もうひとつ。
たぶん、思っているより気づかれています。
驚かれなかったからといって、平気だったという意味ではありません。ただ、察している子どもに、事実を伝えないままでいるほうが、しんどいのではないかと思います。
まとめ
- 伝えたのは調停の途中。調停委員から「話をしてください」と言われた
- 「そんな残酷なことをさせないでください」とも言われた。だから選ばせなかった
- 別々に伝えた。 年齢が違うので
- 言ったのは「お母さんとは一緒に暮らさないようになる。2月から出て行きます」だけ
- そのときは理由を言っていない。 ただし、理由そのものは子どもたちに伝えている(ブログには書かないだけ)
- 意識したのは2つ。責任はない/問題はない
- 2人とも、あまり驚かなかった
- 最近になって、下の子も気づいていたと分かった
- 子どもは、思っているより分かっています
あわせて読みたい
- 父親の私が親権を取れた理由/申し立てられた側でも取れました
- 父親が親権を取ったあとの3つの不安/伝えたあとに来たもの
- 弁護士なしの離婚調停、実際にかかったお金/調停そのものの話
- 調停で渡される「宿題」


コメント